2019年06月22日

赤茶色の羽蟻。それはイエシロアリ。まさかこんなところまで被害が!?|山口県防府市の西日本防虫防除工事

いつもありがとうございます。

弊社のある防府市でも赤茶色の羽蟻の発生したとのお問い合わせを多くいただいております。

本日はご自宅に被害がある防府市台道のお客様宅の駆除工事初日でした。

天井裏にまで被害が及んでいるのはわかっていたのですが、被害を追いかけていくとまさかこんなところまで!?

 

 

これは被害があるトイレ、お風呂場付近の屋根部分です。

瓦と漆喰の間に不自然に土がありますね。

これがイエシロアリが造った蟻道や蟻土です。

天井裏被害の更にまだ上。

よくよく疑ってみないとまず見る事はない場所でしょう。

この土の中に白蟻達はいるのでしょうか。

 

 

土を少しだけ壊して待っていると出てきました。

「何だ!?敵襲か!?」

イエシロアリの兵隊アリが出てきました。

穴の中にはまだまだたくさんいます。

 

こうして被害を追いかけていくとイエシロアリ達がどこまで被害を伸ばしているのかがわかってきます。

屋根の破風(はふ)にもいました。

 

 

よく白蟻は人間より働き者だと言われますが、これを見るとそうかもしれませんね(^^;)

 

初日の今日は実際にいる白蟻に遅効性で伝播性が高い薬剤を与えました。

この後は全体に伝えてもらうために数日おきます。

後日床下など全体をチェックし、死滅している事が確認出来たら全体の防除工事をして終了です。

 

最近は昔と違って増改築をしておられるお宅が多く、構造が複雑です。

その結果被害があっても被害個所にまで作業員が直接行けず、薬剤の注入などが困難です。

天井や壁を壊せば被害個所を直接処置する事も可能なのですが、大切な住宅にたいして極力行いたくない手段です。

その為、現代の白蟻駆除は白蟻の生態を逆に利用して駆除する方法が主流となってきています。

天井裏が狭く登れない構造でも、床下や屋内の被害部にいる白蟻が天井裏の仲間のところまで薬剤を運んでくれたら効果が行き渡るという手法です。

白蟻がどこにいるのか一番よく分かっているのは白蟻です。

すぐに死なない遅効性

仲間に伝わる伝播性

5年間保証を実現する残効性

この3本柱が現代の白蟻駆除や予防を確実で安全に行う事を実現できているのだと思います。

きちんと仕組みを理解して防除工事を行えば、お客様も施工業者もリスクが少なく実施できるので本当に有難いですね。

もちろん白蟻の生態や家の構造を十分に理解して行わなくてはなりません。

 

最後になりますが、こちらの現場で使用する薬剤は2種類。

白蟻駆除において今現在これ以上ないと言われているフィプロニルという成分が入っている薬剤です。

まずはアジェンダSCで白蟻の活動部分に直接注入処理し、仲間にフィプロニルを伝えきってもらいます。

全ての白蟻が死滅した事を確認したら最後にアジェンダMCで土壌や木部などに予防効果を残すよう処理します。

天井や壁などを壊すことなく今の生活を維持したまま確実に白蟻駆除をしていくために考えた手法です。

弊社以外にもこの手法を用いられる業者様は多くおられます。

白蟻駆除も時代と共に進歩してきたんですね。

昔の手法に頼るのではなく今の住宅や生活に合わせた手法に切り替えていかなくてはならないと感じています。

勉強しても勉強しても極める事ができないんじゃないかと思うくらい奥が深い白蟻工事。

これからも専門業者としてあり続けられるよう努力してまいります。

 

山口県内のイエシロアリ駆除工事なら、

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