社長のぼやき

ベランダにヤマトシロアリ。塗装・防水と白蟻被害の因果関係。|山口県防府市の西日本防虫防除工事

いつもありがとうございます。

本日も昼頃に防府市内某所にてヤマトシロアリが飛び立ち、びっくりされた方がお電話をされました。

アパートの2階にお住まいなのですが、ベランダの手すりから100匹くらいはいるんじゃないかというくらい大量のヤマトシロアリが出てきたそうです。

この時期よくあるお話なのですが、ここで気になるのが「2階のベランダから」という事。

湿気を頼りに生活するヤマトシロアリは土壌近くの床下被害が多いのですが、ベランダからとなるとちょっと位置が高すぎる…。

検査をしてみると確かにベランダ内にヤマトシロアリの食害がありました。

問題のベランダ

剥がれた防水の裏側から出てきた被害

軒天が一部落ち中の被害が露出しています

 

この被害の原因とは?

このタイプの被害は塗装や防水の劣化による雨水の浸水によるものです。

生活に水分が必要な白蟻は土壌の水分を頼りに生きています。

その為たいていの被害が床下の土の中から床下の木を食べにくるものです。

湿気の多いところは白蟻が多いと聞かれた事があると思います。

今回はこのベランダの壁内が湿気の多いところになったというわけです。

塗装や防水が劣化し剥がれたり亀裂が入ってしまったところから雨水が浸水し、内側が濡れます。

壁の中の湿気の為、晴れた日でも乾きにくく絶えず水分が蓄積され腐食しやすくもなります。

ある時期になると白蟻たちは新たな巣作りのために大人になった羽アリが巣から飛び立ちます。

(ヤマトシロアリはちょうどこの時期)

なかなか乾かないこの壁に白蟻の羽アリが飛んできて隙間から壁内に侵入すると、壁内の水分を利用して土壌から遠く離れたベランダのような高い場所でも繁殖が可能になるという事です。

上の写真からもわかるようにこちらのベランダは木造ですので、水分も餌となる木も十分にあったという事ですね。

思わぬことから白蟻被害に繋がります。

しかも、もし近年白蟻工事をきちんとされていたとしても、今回のような住宅の構造や管理が原因での被害には保証が適用されません。

住宅の維持には白蟻工事はもちろんですが、塗装や防水もとても大切になってくるわけです。

 

白蟻屋さんからみた塗装・防水のお話でした。

これからアパートのご入居者様とおひとりおひとり連絡をとり全部屋の検査をさせていただき、解決に向けてのご提案をしていく予定です。

皆さまのお役にたてるようしっかりと取り組んでまいります。

どうぞよろしくお願い致します。

 

この時期黒い羽アリを見た!飛んできた!死骸や羽が散乱しているのを見た!という方は

まずは、西日本防虫防除工事にご相談ください!!

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