こちらは防府市植松のお住まいになります。
弊社が以前より大変お世話になっている業者さまが外壁工事をされているときにヤマトシロアリの被害の疑いが出ました。
検査をしてみるとやはり家屋の床下広範囲にわたって被害があることがわかりました。
外壁工事もしていたのでご予算のご心配がありましたが、今回即座に駆除工事をされることを決意されました。
ご期待に沿えるようしっかり２日間お時間をいただき施工させていただきました。
施工の様子。
外壁を外している状態でしたので外から入らせていただきました。
古い建材の被害が目立ちました。
薬剤を注入すると浸透していきます。
被害部から薬剤がしんとうすると。
被害がある木部に穴をあけて薬剤を浸透させていきます。
被害部を通った薬剤は土壌から伸びている蟻道の中にまで浸透してきます。
これが確認できて初めてきちんと駆除できたと言えます。
この蟻道の中を行ったり来たりして白蟻は侵入してきています。
施工時にきちんと駆除ができたかどうかを判断する大事な要因です。
あと弊社が使用している薬剤が遅効性であるという事も駆除に大切なお話です。
あとからじわじわ効いてきて仲間にどんどん移してくれる薬剤が白蟻の通り道に通ったという事は、時間の経過とともに確実に駆除が進んでいく根拠になります。
結構白蟻駆除って頭使って神経すり減らして施工するものなんです(^^;)
蟻道の中には白蟻が悠然と移動しています。
蟻道の表面を少し壊して中を覗いてみます。
すると白蟻がこの細い道の中を行ったり来たりしています。
我々が気づかないうちに大切な住宅の床下から侵入しているのです。
この蟻道の中を移動しているので、蟻道内に薬剤がきれいに通ったとすると、移動している白蟻全部に薬剤がヒットして効果がでるということになりますね。
即効性の薬剤だと当たった白蟻だけがバタバタと死滅するだけですが、遅効性の薬剤だとヒットしていない白蟻にも薬剤の効果が伝わっていくので完全に駆除するために適しています。
床下以外にもお風呂場のタイル下処置や土間下の処置、外回りの処理など上記以外にもたくさんの工事があります。
今回の施工で一番大きな価値があるのは外壁工事中に白蟻駆除工事をさせていただいたという事です。
外壁を取りはずしている途中であったため、普段は直接処置できない壁内の処理もできたことでより質の高い工事ができました。
外壁工事を施工中の業者さまの良心的な判断と指示があって実現した事です。
何事もその道の専門家が互いに協力し合ってお客様のために仕事をしてこそ成せる業だと思います。
こういう大切なつながりやご縁を大事にしながらこれからも地元の皆様のお力になれるよう精いっぱい仕事をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
